【いま注目のAI業界について学んできました!】
2017/10/09
研修・講演
こんにちは!松南志塾9期生の影山俊介です。
先日、株式会社HCI主催「株式会社9DW 井元社長によるAIセミナー」に参加させていただきました。
「IoT」「AI」「ディープラーニング」
これらのワードを最近よく耳にします。
「将来、人間の仕事が機械に取って代わられるんだ…」という漠然としたイメージをもっていましたが、
実際に業界の最先端ではどのような可能性があるのか、
どこまでビジョンを描けているのか、
将来予測も兼ねて、とても興味がありました。
現状、世界は日本より研究が2年くらい早く、最先端の論文はすべて英語で書かれています。
そこでAI開発を専門とする株式会社9DWにおいても、
常に最先端を走り続けるために、社内では英語の論文を読み、常に最前線のアンテナを張っているそうです。
では実際に、AIはどこまでできるのでしょうか?
国内外の事例を20例ほど紹介していただきました。
•幼児の自閉症を検出するAI
→「普通の子とは目の動きが違う」という医師の経験に基づいていたものを、AIが映像データから判別し、早期治療を目指す
•薬の副作用の検証AI
→薬を複数飲み合わせた場合、化学反応が膨大すぎて医師も分からないものを、AIが検証する
•配送業者最適化AI
→最短の配送ルートを割り出す
•不動産AI
→地価の変動データから、今家を売るのがいいか、買うのがいいか、見通しを立ててくれる
•工場職員の技術指導AI
→熟練工と新人工の手先の動きがどう違うか、示してくれる
etc….
あらゆる分野で活躍するAIが研究されていました。
ジャンルを問わず、可能性は無限大です。
逆に言えば、「人間らしさ」を必要としないものはすべてAIに代替される可能性がある、ということだと思います。
仕事内容にもよりますが、
売るものが知識やデータから引っ張ってこれるものであれば、
コンサルティング業もAIがやる時代は近いのかもしれません。
ちなみに、現在のトレンドであるプログラミングをAIが完全にこなすのは難しいらしく、あと20-30年くらいかかるそうです(^_^;)
最後に、井元社長は「汎用AIは、人類最後の発明になるだろう」と仰っていました。
AIがあらゆる分野のデータから学び、人はその恩恵を受ける。
このような世の中において、人はますます「人間らしさ」を強みとして仕事をする時代になっていきそうな気がします。
競合に機械やAIが参入してくる中、それらに代替されないのは付加価値なんですね!
同時に、「人間らしさ」とは何なのか、考え続けなければいけないと思いました。
今回貴重な機会をいただきました、HCIの奥山社長様、9DWの井元社長様に、心より感謝申し上げます。