リーダーに必要な素質は東洋(中国)思想から学ぼう!@志士かまくら2023.05
2023/05/25
志士かまくら
松南志塾副代表の豊嶋です!
参加者がリレーでブログを書くことになりまして、今月は南方ゆりさんです!
毎月毎月熱心に学んでくださり、自分もよい刺激を貰っています!!
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みなさん、はじめまして!
志士かまくら立ち上げ時より参加しております、南方(みなかた)です。
興味を持って、ブログまで来ていただき誠にありがとうございます!
「志士かまくら」とは、10代、20代の志を持った方を育み、切磋琢磨しあう学び舎です。
北鎌倉にある「禅居院」をお借りしまして、月1で開催しています。
そんな「志士かまくら」の11回目を2023年5月14日(日)に開催しましたので、活動のご報告です。
禅居院のアイドル「ぜんちゃん」
わたしたちのアイドル、ぜんちゃんです。癒やしです・・・・!(^o^)
さて今回の學びをみなさんにお伝えする前に、わたし的、「志士かまのこの取り組みいいな」を勝手に発表させていただきます!(笑)
それは、勉強内容に入る前に、
「最近あった感謝したことを共有する」
です。
いいな!と思う理由は2つあります。
1.「感謝したこと」を言葉に表現するだけで、日々生きていることは当たり前ではないことに気付かされる
2.周りの方々に支えて頂いている「有難さ」を再認識できる
是非ブログを読まれている方も、朝起きた後や夜眠る前でもいいので、その日にあったありがたいことを言葉に表現してみてください!気分がすごーく良くなります(笑)
そして今回はこの2つの流れでお話できればと思います!
・今回の學び「東洋(中国)思想・インド思想」
・南方の初講義!テーマ【ちょっとでも良い人生を送れる心の在り方】
<今回の學び「東洋(中国)思想・インド思想」>
そもそも中国思想、インド思想ってどんな思想なんだろう?から講義に入りました。
今回は中国思想に焦点をおいた講義だったので、中国思想を中心に綴りたいと思います。
中国思想を一言で表すと、現実的・政治的な思想です。
この思想ができた背景として、中国の土地がかなり関係しています。
世界史や地理でみなさんご存知だと思いますが、中国にはでっかい川が流れていますよね。
昔の中国の方の頭を悩ませていたのは「川が氾濫したときにどうやって治水するか」でした。
(余談ですが)時代によって、世間で悩むことが変わるという視点で、昔の考え方を知ることも面白いなと思いました。
(話が戻ります)治水するのに必要なことって、堤防を作ったり、川の流れを変えてみたりなどなど思い浮かぶと思いますが。。。
もし、堤防をつくる場合、大勢の人の協力が必要になってきますよね。
そこで昔の中国を治めるリーダーに必要とされていたのは、多くの人を巻き込む力、先導する力、そして誰もが「この人ならついていきたい!」と思える人間力だったのです。
そもそも中国思想がうまれた時代は、キングダムで同じみの「春秋・戦国時代」です。
この時代は諸子百家と呼ばれる、「孔子」「老子」「孫武」「孟子」などのたくさんの先生が集中して誕生した「神」時代なのです。笑
そんな「神」時代の先生たちより、本日學んだリーダーに必要な心得8つを紹介いたします。
①上に立つものは、人間そのものを信じてもらう、信用してもらうことが大事(論語)
②学問は社会を良くするために學ぶもの(近思録)
③社会を変えるには、まず自分を磨く(大學)
④個性は「天が自分に授けてくれたもの」で必ずみんなが持っており、この個性を育てていくことが大事(孟子)
⑤自分のことは後回しにし、周りの人のサポートをしたりする人が感謝され、気づいたら自然とリーダーになっている(老子)
⑥1番美味しいところ(手柄、功績)は人に譲る心が大事。(老子)
⑦口下手こそ雄弁である、小手先のテクニックに走らずに内容や想いを磨くことの方が大事(老子)
⑧柔らかくしなやかに生きる、「いかにして相手の勢いや力を使うのか」「柔らかくしなやかに生きるのか」が大事(老子)
多くの人を引っ張っていくリーダーに必要な心の在り方を知れたのではないでしょうか。
私が特に好きなフレーズは【③社会を変えるためには、まず自分を磨く】です。
中国の言葉で「修身国家治国平天下」といいます。直訳すると、
「天下を治めたければ、国を治め、
国を治めたければ、家庭を治め、
家庭を治めたければ、自分を治めよ」
です。
わたし自身、いきいそぐタイプなので、日本の置かれている現状を見聞きし、何も貢献できていない自分にがっかりすることが多いのですが、「修身国家治国平天下」の言葉を見ると、
「自分自身を治めることが出来ない人に、天下(社会)を治めることなんかできるか!」
と、自分自身に気付きをあたえてくれます。
<初の講義!テーマ【ちょっとでも良い人生を送れる心の在り方】について>
志士かまの活動が2022年5月に開始して、1年がたちました。
豊嶋さん、松葉さん(志士かま立ち上げメンバー)中心に講義を進めてくださっていたのですが、
「南方さんも学んだことをアウトプットしてみない?」とお声がけいただき、皆さんの前でお話させていただきました。
そして、今回私が選んだテーマは【ちょっとでも良い人生を送れる心の在り方】についてです。
このテーマにした理由として、自分自身の経験と気づきが大きく関係しています。
わたしはスタートアップで働く社会人2年目なのですが、社会人1年目は体調不良が続くことが多く、上手く行かないことばかりで、肉体的にも精神的にも正直辛かったことが多かったです(笑)
そこで体調を整えるために食生活や運動に気を使ったりしてみたのですが、あまり効果が見込めませんでした。そんな最中、中村天風さん朗読ラジオをYoutubeで聞いていたときに、この言葉が心に響きました。
「思うことや考えることが叶うとかかなわないとかってことは その原因が外にあるのではなくみんなあなた方のこころの思い方、考え方の中にあるのです。」
(良かったら声に出して読んでみてください)
この言葉を聞いて、自分自身が体調を崩していたときのことを思い出してみると、自分がうまくいかない理由は、
自分以外の人や環境のせいにしていたり、どうせ自分にはできない、自分には才能がないと悲観的になっていることに気づきました。
ただ、この思考は過去23年間生きてきた中で蓄積された癖なので、今すぐには変えられないというのが現実です(笑)
そこで、この気づきをきっかけに、いま現在わたしが実践していることを志士かまメンバーに紹介しました。
わたしと同じような経験をしているブログを読んでいる方の少しでもお力になれたら嬉しいです。
今から紹介する方法は、【超訳・古事記入門】という本から得た學びをもとにまとめています。
①自分自身に許可をだす
世間にある、「〜〜べき」「〜〜なければならない」という言葉にみなさん自身が縛られていませんか。と同時に他人に対して「〜〜べきだ」「〜〜なければならない」と他人の行動や考えを縛っていませんか。
このような固定観念を持つことで、物事を自分自身の色メガネ(主観)で判断し、限定された視点になることで「苦しみ」を感じたりします。
ただ、この固定観念から離れる方法があります。
それは皆さんが握りしめている「〜べき」「〜ねばならない」を、「〜してもいい」に置き換えるだけなのです!
たとえば、、、
「今日は遅くまで起きてもいい」「今日は外食してもいい」
「有名な大学にいかなくてもいい」「大企業にいかなくてもいい」
「自分で人生を決めてもいい」などなどです。
自分に許可をだすことで、固定観念から離れることができ、自分軸になれます。
②片方だけを愛すのではなく、両方愛せ
「朝寝坊して、1本電車に乗り遅れて最悪だ、会社に間に合わない」と思っていたが
「普段乗る予定だった電車に乗り遅れたおかげで、事故にまきこまれずに良かった」と後々思う。
いまのは一例ですが、
起きている出来事は同じなのに、時間の流れの中で「良い・悪い」と「幸・不幸」がコロコロ変わっていることって結構ありませんか?
これは自分自身にも置き換えられると思います。
どんな人でも「素晴らしい」一面と「人には言えないような悪くて最低な」一面があり、どちらも持っているのがわたしたち人間というものです。
そこで自分自身の「良いところ」「悪いところ」といった片方を愛すだけではなく、どちらも愛することで自己イメージが爆発的に上がります。
③徹底的にやること
上記①、②のように、言葉や解釈によって自我や世界を変えていけることは可能です。
ただ、徹底的にやらなければ意味がないです。
先程もお伝えしましたが、私たちは今まで生きてきた分の思考の癖があり、新しい言葉と解釈で圧倒的なリアリティの壁を乗り越えるのは容易ではないからです。
わたし的にまずは、「〜べき、〜ではならないと発言する自分」や、「物事を良い・悪いで判断している自分」に気づくことが大事なのかなと思っています。「気づいたその時から、人は変われる」とわたしは信じています。
ちょっとでも良い人生を送れるよう、一緒にがんばりましょう!(^o^)
それではまたよろしくお願いいたします。