「私たちが生きる未来を考える」ディスカッション ~争いを無くすには~
2020/05/17
ニュース
ゴールデンウィーク最終日に実施した、
中学生による「私たちが生きる未来を考えるディスカッション」
参加してくれたみんなから「またやりたい」との要望をもらったので
早速、2回目を開催。
今回は参加対象年齢を少し広げて、13~18歳まで6人が参加してくれました。
前回の最後に、参加メンバーで決めた
「争いを無くすには」が今回のテーマでした。
「争い」と言っても、
親子喧嘩、きょうだい喧嘩、友達との喧嘩もあれば
組織同士の対立があったり、国と国との戦争や紛争があったり、色々だよね・・・
という話をしつつ、2グループに分かれて話し合いました。
もちろん、大人はお口チャックです!!
Aグループでは、
自然災害などの被災によって、食べ物の奪い合い、争いが大きくなった。
心の強さ、メンタルの強さがないと、自然災害のような緊急時に争いが起きる。
固定概念に捉われず、多角的な視点を持つことが必要。
自分の意見だけにこだわってしまうと争いが起きるから。色々な方向から見ることで争いがなくなるのではないか。
自分が知らないところで働いてくれている人に感謝の気持ちを持つこと。
自分の生活を裏で支えてくれている人の気持ちを思うこと。それに感謝しないといけない。
お互いの個性を認め合うことも大事
という意見が出ていました。
Bグループでは、
兄弟の争いも国の争いも、規模が違うだけで同じ。
人間の欲深さが、ケンカや争いにつながる。
そもそもの人間の考え方を変えないと、争いはなくならない。
一人一人の意見変えることが、国を変える。
人生は限られている。戦争に時間を使って幸せになれていない。
生まれてきたのは幸せになるため。時間は大切にしないといけない。
自分の身近なところから解決していくことが大事。
人間の欲について、人は必要なものを求めることは大事だけれど、必要以上を求めてはいけないのでは、と思った。
もっと幸せを欲しがろうとするけど、もっともっとと求めてしまい、結局手に入れられない。
といった話し合いが行われていました。
まだお互いに様子を見ながら話している感じもありますが、
前回に比べて、発言が深く、濃くなっていることを感じます。
ある中学生は、自分の考えをノートにまとめ、自分の意見が言えるように準備していました。
そのひたむきな姿勢も、頼もしい限りです。
最後に、「次回のテーマどうする?」と参加メンバーに聞いてみたところ、
「幸せが何か、っていうことがとても重要だと思ったから、次は幸せについて考えてみたい」
とリクエストがあり、次回のテーマは「人間の幸せとは何か?」に決まりました!!
なんて壮大なテーマなんでしょう(笑)
しかし、まずはそこが出発点だと捉えた若者の感性が、大事なことを教えてくれている気がします。
大人はもっと10代に学ぼう。そう言っても過言ではないかもしれません。
次回も楽しみです!!