子どもと教育を考える勉強会を開催しました!
2016/11/19
研修・講演
11月10日 子供と教育を考える勉強会 @市民会館小ホール
こんにちは!松南志塾13期生の竹嶋翔です。
本日は泉大津市民会館ホールにて下記の勉強会に参加してきました。
幸福度世界一の国デンマークの教育システムについてのお話を伺えるということで自分自身非常に楽しみにしていたイベントです!
今回の講師の方はデンマーク在住歴19年の高田ケラー先生。
普段はアーティストとしてアート作品の創作活動も為されているそうです。
(写真右側が高田先生)
内容について少し書いていきますね!
まず、初めに高田先生がデンマーク現地の教育現場を視察した際の映像を拝見しました!
中でも印象深かったのは、
・森のようちえん
・学校は緊張させる場所でなく、リラックスしてもらう場所
・独自のアイデアで授業展開
の3点でした。
ひとつずつ見ていきます。
・森のようちえん
まず、デンマークでは保護者の方が子供と共にいくつかの幼稚園を回り、その中から合った幼稚園を選び、3歳から通い始めるそうです。
中でも驚きやったのが、「森のようちえん」
名の通り、森の中に幼稚園があるのです!
実は森の中に子供たちを放すなんて危険じゃないか?と思っていましたが、
デンマークでは先生が生徒に「危ないからそっちに行っては駄目」などの注意は一切せず、子供にすべてを任せているそうです。
実際、子供が自分で判断して、危険だと思ったらやめるので、事故等はほとんどないそうです。
先生が生徒のことを信頼しているからこそできることですね。
・学校は緊張させる場でなく、リラックスしてもらう場所
デンマークでは、「いかにして人生を楽しむか?」ということを日々考えていて、子供の時から自主性が重んぜられているそうです。
実際、高田さんのお話の中でも息子が小さい頃におしゃぶりを外す時があったそうです。その時も親から外しなさい!というのではなく、自分からおしゃぶりを外し、自分でバイバイするそうです。
このようにデンマークの家庭内でも自主性が重んぜられる文化があり、教育の現場でも行われているそうです。
例えば、小学校0年生(デンマークでは10年間義務教育が行われるそうです。)の時から自分でどんな科目をとるかの選択が出来たり、学校の教室の中にソファーがおいてあり、授業中でも休める環境があるそうです。
このように何を行うかの選択権を子供にあたえており、学校が行きたいと思える楽しい場所になっているそうです。
そのため、子供たちはのびのびと過ごすことができ、学校はリラックスしてもらう場所となっているのです。
・独自のアイデアで授業展開
ここで質問です!デンマークの授業時間が何分かご存知でしょうか?
答えは・・
90分!小学0年生から90分授業らしいです。
そのため、教職員の方は独自のアイデアを用いた工夫した授業を行っているのだか。
例えば、体を使った学習!
ビデオでは机の上に登ったり、机の下にもぐったりして、「on the table」「under the table」の意味を理解したり、グループで共同学習する授業を行っていました。
ともに教えあうことで、できる子はさらにレベルアップし、理解の遅い子も理解できるようになっていました。
こうすることで子供が学ぶことを好きになり、自分で勉強を進んでするようになるそうです!
これらが以上、今回の勉強会において特に印象に残ったところでした。
高田さんと南出さんの対談のなかでもありましたが、幼少期の頃から自分の意見をもつことができるようになることで中学・高校・大学に上がってもその姿勢を継続することができ、社会を作っていくことに繋がると思いました。実際、デンマークは政治への関心が強く、投票率が80%を超えるそうです。
特に幼児期の教育は一生を決めるものという言葉もあり、教育の大切さを再認識できた1日でした。
髙田先生ありがとうございました!