「松下幸之助の「新しい人間道」の提唱~続編~」と「原大本徹」第27回松南志塾_綜學勉強会を開催しました!
2024/08/09
本学勉強
こんにちは、松南志塾の松葉です。
松南志塾のOB・OGである豊嶋(インターン7期)と松葉(インターン11期)で、
「綜學勉強会」を学生や20代の方向けに、月に1回のペースで開催しております。
この勉強会の開催の背景・目的として、現在豊嶋と松葉が綜學院(東京・京都)で月に1回林英臣先生のもとで、松南志塾の原点でもある「綜學」を自主的に学んでいるのですが、そこでの学びや、自分たちが得た気づき等を、学生や20代の若い世代の方々に対して自分のことばでお伝えし、一緒に未来や社会を良くするために切磋琢磨し合いたい!という思いからです。
そして2024年8月6日(火)に第27回目を開催しましたので、簡単にご報告です。
ご参加ありがとうございました!
さて、今回のテーマは前回に引き続き松下幸之助さんの
「松下幸之助と「新しい人間道」の提唱」の続編です。
新しい人間観や人間道で説かれた松下幸之助さんの教えは、
大変内容が深く、みんなで読み合うことで本当に多くの気づきが得られます。
(そして、経営から哲学・思想まで、カバー範囲が本当に広すぎます笑)
「新しい人間道」の序文をご紹介します。
~個人と個人、団体と団体が昔とかわりなく相争い、お互いが混乱と不幸とを重ねている。
もともと人間にそのような本質が、いわば宿命的に与えられているとするならば、
これはいくら努力を重ねても所詮は徒労に終ることでしょうが、
しかし、決してそうではないと思います。~
人間の本質は争ったり、不幸を重ねるところにはないということです。
大和言葉を用いて説明すると、宇宙の中心から、まっすぐ飛んできたエネルギーが「直霊(ナホヒ)」で、
曲がった状態が「マガツヒ」。もともと、「マガツヒ」ということはなく、
万物一切みな必要があって生まれた「ナホヒ」であるということです。
~価値なきもの、無用のものは一つもなく、
いっさいのものが生きてきて、人間の共同生活に寄与することになる。
人間が王者であるという立場から、
人や物みないっさいに対して、いかなる考えで処していくかということが、
ここでいう人間道なのです。~
人や物すべてに無用なものは一つとない。生まれてすぐ亡くなる命も、
誕生できないまま終わる命も、何らかの影響を与え、生まれた意味をこの世に残している。
これらのことを、どういう考えで対処していくかに、そこに人間道があるということです。
人間の本質は、悪ではなく、善なんだと、
力強いメッセージを感じます。
そして、花や虫、雨など、全てのもとのは生きていて、無用なものはない。
あらゆるものに感謝し、人間に与えられた役割に向き合うこと、
改めて大事に日々を送っていきたいと思いました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。