お知らせ

人類最高の神話、古事記を学び日本人としての感性を磨く(人間編)@志士かまくら2023.04


2023/04/15

志士かまくら

皆様はじめまして、森口と申します。

  

昨年から始まりました豊嶋さん松葉さん率いる志士かまくらに参加させていただいております。

 

  

今回より参加者でブログを書いていくこととなりました!どうぞよろしくお願いいたします!

 

『志士かまくら』の10回目を2023年4月9日(日)に開催しましたので、活動のご報告です。

※3月度は参加者が不在でスキップとなりました。

 

『志士かまくら』とは、2022年5月より鎌倉でスタートした10代、20代の志を持った方を育み、切磋琢磨し合う学び舎です。

 

北鎌倉にある臨済宗建長寺の禅居院をお借りしまして、豊嶋さん松葉さんに加え、私たち20代の参加者2名の合計4名で開催されました。

 

今回もご住職様にご協力いただき、勉強会の前に坐禅と読経に取り組みました。

  

自然に囲まれたお寺で坐禅に取り組んだ後、心身が整った状態で勉強会に挑むことができるので、坐禅は志士かまくらに参加する際の楽しみの一つになっております。坐禅した後は心なしか集中力も高まっているような気がします…!!

  

そして今回の勉強会のテーマは、林英臣先生の「絵本やまとことば神話」から紐解く人類の使命についてでした。

  

古事記冒頭の最後のテーマです。

  

ちなみに古事記の冒頭は①宇宙の生成、②地球の成立、③人類の使命の3つのパートに分かれています。

  

宇宙が生成し、地球が成立して、その後初めて人間が誕生します。それがイザナキの命とイザナミの命。この二柱の神様はアマツ神から「まだ発展途中の宇宙を完成させる」ための道具としてアマノヌボコを授けられました。

 

  

 

そのアマノヌボコで銀河の渦を興し、そして、地球を誕生させたのです。

  

ですが、話を聞いていて、ここでひとつ疑問点が浮かび上がりました。

  

宇宙が生成し、その過程で地球が誕生し、その後、人類が生まれました。なのに、古事記の中では、イザナギの命、イザナミの命がアマノヌボコを使って地球を誕生させたと描かれている、つまり一見すると地球が2つ誕生したように見受けられます、、、!

  

実はここでは、「未完成の宇宙を完成させる」、そこにこそ、「人間の使命・役割」がある、そして「その活動の舞台として地球がある」ということが描かれていたんです。

  

イザナキの命とイザナミの命は【まだ未完成の宇宙を完成させる、つまり「修理固成」のため】にあえて地球をお作りになったと。

つまり、人間が宇宙の修理固成のために、自身の活動の舞台として地球を作ったと解釈することができるんです。

  

そして、人間の活躍の舞台として地球が誕生し、宇宙があるとするのであれば、人間は「宇宙の生成発展」という重大な責務を背負って生まれてきたということになります。

  

一人一人何かしらの役割を担って、この地球に、そして日本人として生まれてきているのです。

  

これを聞いた時、人間、その中でも日本人に生まれたことは本当に尊いことだなと感じました。

  

自分に与えられた天命を見つけ、志を立てて行動に移していく。私たちが普段取り組んでいる「原大本徹」の大切さを改めて感じました。

  

自分の原点は何なのか、自分の中にある「アマノヌボコ」(=天性)とは何なのか…。

  

天命を知って、志が立った際には、まさに生き甲斐のある人生を歩むことができるのではないのでしょうか。

  

自ら命を絶っていく人や精神疾患を持つ方が多くて何かと暗くなりがちな今の世の中ですが、大和言葉を通じて古事記を読んだことでこれからの日本に希望の光を見出すことができました。古事記がこんなにも、一人一人の人生を明るく照らしてくれる内容だとは思いもよらなかったです。

  

古事記を神話、物語として読むだけではなく、生きた人間学としてこれからも学びを深めていけたらなと思います!そして、広めていけるよう励んでまいります。

  

その後、参加者でお寺の裏山を散策しました。

 

  

運が良ければ、頂上まで登ると富士山が見えるとのことでしたが、今回は見つけることができず…泣

  

また次回以降、挑戦したいと思います!

 

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