こんにちは、松南志塾の豊嶋です！

松南志塾のOB・OGである豊嶋（インターン7期）と松葉（インターン11期）で、「綜學勉強会」を学生や20代の方向けに、月に1回のペースで開催しております。

この勉強会の開催の背景・目的として、現在私と松葉が綜學院（東京・京都）で月に1回林英臣先生のもとで、松南志塾の原点でもある「綜學」を自主的に学んでいるのですが、そこでの学びや、自分たちが得た気づき等を、学生や20代の若い世代の方々に対して自分のことばでお伝えし、一緒に未来や社会を良くするために切磋琢磨し合いたい！！という思いからです。

そして今回、7月31日（土）に第4回目を開催しました。

我々を含めて、社会人、大学生など総勢10名で開催することができました。なんと、、過去最多です！！嬉しいです！！(笑)

ご参加いただきました皆さま本当にありがとうございました！！

今回は、「文明法則史学による大局観　世界編～東西文明は８００年周期で交代する」ということで、文明法則史学についてお話させて頂きました。

綜學は、「知」、「情」、「意」で構成されているのですが、この文明法則史学は「知」に該当し、世界や日本の歴史のうねりを学ぶことで、未来を見通す大局観を養うことができます。

この文明法則史学は、我々が綜學を学んでいる林英臣先生の師匠でいらっしゃいます村山節（むらやまみさお）先生が提唱されました。

この文明法則史学の研究によれば、世界は西洋文明と、東洋文明に大きく2つグループに分かれているということが分かり、また、それぞれが栄える時期は800年周期で循環することが分かってきました。

今回の勉強会では、それぞれの文明の興隆（紀元前2800年頃の東洋のシュメール文明～現在の西洋文明まで）を、歴史をひも解きながら見ていきました！

文明が交替するタイミング（文明交替期）では、前の時代に栄えた文明を受け継ぎ、次の文明が栄えていきます。例えば、ルネッサンスの三大文明の羅針盤、活字印刷、火薬は実は中国で発明されており、それが西洋に受け継がれて実用化され、ルネッサンスとして開花しました。

また、ギリシャ・ローマ文明（西洋文明）の学術・文化が、ローマ帝国崩壊後にイスラム側（東洋文明）で発達し、そのイスラムから逆輸入する形で、世界最古の大学（オクスフォード、サレルノ、ボローニャ等）がヨーロッパ（西洋文明）で花開きました。

文明法則史学によれば、これからの時代は西洋文明が低迷し、東洋文明が栄えていく時代に差し掛かっていきます。

つまり、西洋文明から何を受け継いで、これから日本を含む東洋文明が世界を、どうやってリードしていくのか？それを考える必要があるとのお話をさせて頂きました。

例えばですが、イギリスの産業革命以降に発達した西洋型の資本主義。これらのおかげで人類は、物質的な豊かさを手に入れることができました。これは大変すばらしいことだと思います。

ですが、21世紀に入り、この西洋型資本主義も行き詰っています。働いても幸せじゃない労働者、企業の豊かさと引き換えに失われた自然環境。これに100年ほど前から警鐘を鳴らしていたのが、今の大河ドラマの主人公渋沢栄一翁でした。

資本主義という西洋の文明を取り入れた、渋沢栄一翁の「道徳経済合一」、つまり論語と算盤という考え方や、「公益資本主義、公益経済」という考え方は、行き詰った世界を東洋がリードしていくための1つのキーワードではないでしょうか。

歴史に学び、未来を見通し、1人1人が、その未来に向けて何をするのか？志を立てる時代に入ってきました。

自分は、「志のある人を増やす」ということを志として、林先生から学んだ事を自分の言葉でお伝えさせて頂くために、綜學勉強会を引き続き開催して参ります！！！！

次回は8月28日（土）10時～11時で開催し、文明法則史学（日本編）をご紹介します。我々が生きている日本という国の盛衰を見つめ直し、そしてこれからの日本を考えていくきっかけになるかと思います！！

綜學は生きていく上で、自分の軸となる大切な学びだと思いますので、学生（高校生・大学生）や、20代の方はご自由にご参加下さい。また、周りの方で興味関心がありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけ頂けますと幸いです。

我々もまだまだ勉強の途中で未熟者ですので、引き続き真摯に綜學を学び、自分の人間力を磨きながら、少しでも自分の言葉で人に伝えられるように精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします！

以上です。(^^♪