「吉田松陰は、こう語った!松下村塾から、なぜ志士が育ったのか?」第3回 松南志塾_綜學勉強会を開催しました!
2021/06/27
本学勉強
こんにちは、松南志塾の豊嶋です!
松南志塾のOB・OGである豊嶋(インターン7期)と松葉(インターン11期)で、「綜學勉強会」を学生や20代の方向けに、月に1回のペースで開催することになりました。
この勉強会の開催の背景・目的として、現在私と松葉が綜學院(東京・京都)で月に1回林英臣先生のもとで、松南志塾の原点でもある「綜學」を自主的に学んでいるのですが、そこでの学びや、自分たちが得た気づき等を、学生や20代の若い世代の方々に対して自分のことばでお伝えし、一緒に未来や社会を良くするために切磋琢磨し合いたい!!という思いからです。
そして今回、6月26日(土)に第3回目を開催しました。
我々を含めて、社会人、大学生など総勢5名で開催することができました。
参加者がいらっしゃらなければ、切磋琢磨するための勉強会を開催することもできませんので、ご参加いただいた方にも感謝の気持ちでいっぱいです。(ご参加いただきました皆さん本当にありがとうございました!)
まず初めに、前回のおさらいとして、「綜學とはなにか?」ということを改めてお伝えさせて頂きました。
その後に、3回目のテーマである、「吉田松陰は、こう語った!松下村塾から、なぜ志士が育ったのか?」ということで、吉田松陰先生の生涯や、また松陰先生が語られたことば、明倫館と松下村塾ついてお伝えさせて頂きました。
黒船来航をきっかけに、欧米諸国から侵略されるかもしれないという日本の危機的状況において、教育・思想によって社会を変革しようと志した吉田松陰先生の生きざまや、実際に語り掛けたことばから、激動の今を生きる我々が参考になる点が数多くあると考えています。
まず初めに、吉田松陰先生の生涯について紹介させて頂きました。松葉が熱く解説しました!(笑)
実際は、もう少し細かいところまで簡単にお話させて頂きましたが、概要をシェアさせて頂きます。
・吉田松陰先生は1830年、杉家に生まれるも山鹿兵学師範の吉田家に養子として入り、武士道精神を学んでいた。
・21歳。九州を旅していた際に、「アヘン遺文」という書物に出会い、なぜアヘン戦争が起きたのかを知った。それにより、日本も清国と同じように西洋列強国に侵略される危機感を覚えた。
・24歳。ペリーの黒船が来航した。師匠の佐久間象山から、「私なら黒船に乗って世界を見る」と言われ、乗り込むも、失敗。生まれ故郷である長州藩の萩にある野山獄に入牢。
・25歳。牢屋にいる間に、600冊の本を読破。時には涙を流し、時には激昂しながら本を読む姿に、生きる希望を失っていた囚人達は感化された。そして、孟子の講義を囚人に対して行うようになった。(その内の1人は、後に吉田松陰先生と、松下村塾で活動することになる)
・27歳。松下村塾で講義開始。30歳で亡くなるまでの数年間で、明治維新を成し遂げた数多くの志士を輩出した。
このように吉田松陰先生の生涯を掴んだ上で、前回お伝えした志を立てるプログラム「原大本徹」を踏まえ、吉田松陰先生の原大本徹についても、お話させて頂きました。
そして、講孟箚記(こうもうさっき)という、吉田松陰先生の講義録についても紹介し、実際のことばや、現代語訳、またそこから得られる気づき(大事なポイント)も紹介させて頂きました。ここからは私豊嶋が、吉田松陰先生の気持ちになり、熱く参加者の皆さまに語り掛けました!(笑)
参加者の中には、『若さをあてにせずに生きようと思った。挑戦しないこともあったが、無理そうで、できなさそうなことにも、これから挑戦したい』という前向きなコメントも頂きました。
このような形で、参加者のみなさんも色々学びがあったようで、無事に終えることができました(^^)/
日本の危機を我がごとに想い、そして短い命、1日1日を精一杯志に生きた吉田松陰先生。その生き様であったり、また実際に語り掛けたことばから、参加者の方が何か人生を生きていく上での気づきが、1つでもあれば幸いです。
自分は、この綜學を出来る限り多くの人にひろめ、そして1人1人が、2025年頃~本格的に訪れるであろう地域、日本、世界の危機を我がごとに捉え、そして志に生きていけるように支援することこそが、自分の志です。
綜學を共通言語として、志のある人の繋がりを創っていきます!!
次回は7月31日(土)10時~11時で開催し、文明法則史学をご紹介します。東洋文明と西洋文明の盛衰から、未来を見通す視座や大局観を養うことができる学びです。
とても大切な学びですので、学生(高校生・大学生)や、20代の方はご自由にご参加下さい。また、周りの方で興味関心がありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけ頂けますと幸いです。
我々もまだまだ勉強の途中で未熟者ですので、引き続き真摯に綜學を学び、自分の人間力を磨きながら、少しでも自分の言葉で人に伝えられるように精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!
以上です。(^^♪