食べ物には愛情を持って接して欲しい
2021/06/01
食育
「食べ物には愛情を持って接して欲しい」
イベントの最後に山森さんはこのように訴えました。
5/30(日)に【松南志塾School こども食育イベント☆オンライン開催☆】 〜梅農家さんの仕事をのぞいてみよう!!~を開催しました!
今回のゲストである山森農園の山森さんは、和歌山県田辺市で梅を栽培している農家さん。山森農園さんのホームページはこちら。
糖度が11.2もある山森さんの梅には、さまざまな工夫がされており、その常識を覆すような手法で出来た梅は「魔法の梅」と呼ばれています。
実は、山森さんはもともとは都会で働くサラリーマンでした。
24歳の時に移住・就農し、今年で15年目になるそうです。
梅栽培の知識ゼロ、経験ゼロの中での転職。はじめはたくさん苦労されたようです。
しかし探究心旺盛な性格の山森さんは、祖父母から伝えられる梅栽培について、たくさん疑問を抱くようになりました。
「どうして、農薬を使うのか?必ず4回の消毒は必要なの?」
そんなことを祖父母に聞いてみても、「理由はわからない、昔からやっているから」と言われ、納得のいく答えを聞くことはできませんでした。
そこで、自分も木と同じ立場になってみよう!消毒を自分の腕にかけてみよう!と思い立った山森さんは、実際に手の甲に少しつけてみたそうです。すると、付けた箇所がだんだん赤くなり、痒くなってきました。これは確かに大変だ。果たして、体に触れるとこんなにも痒くなる農薬を、梅の木に与えていいのだろうか。そして、この農薬がかかった梅の実を笑顔で食べることができるのだろうか。
山森さんは身をもって体験することで、人にも、自然にも優しい梅づくりを体現されてきました。
・ミネラル農法
・除草剤を使わない
・有機肥料の使用
など、あらゆる試行錯誤の上でたどり着いた農法がいくつもあります。
山森さんは今でも、梅の木とたくさん会話をしながら梅の木のお世話をされています。
ところで、農園で梅のお世話をしていると不思議なことに遭遇することが多々あるようです。それは今回のイベントでもありました。
今回のイベントでは、山森さんが、出来ての梅をかじって感想をいう、という場面がありました。
時期的にまだ酸っぱいと思うので、甘さアピールは出来ないですが。。と事前MTGではおっしゃっていた山森さん。
イベント当日の朝、農園に行くと、すでに紅がささった、色の綺麗な梅が一つ転がっていたようです。
実際にイベント中にかじってみた山森さんはびっくり。酸っぱいと思って待ち構えていたその梅が、なんととても甘かったのです。
きっと梅の木が、「今日はこども食育イベントで子どもたちに梅のことを教える日なんだろ?この梅を使いなよ」と落としてくれたんじゃないか、と山森さんはおっしゃっていました。
このように、人と人がコミュニケーションをするかのように、
梅の木が人の話をよくきいていて、さまざまな計らいをしてくれるようです。
そういえば山森さんは、農園の梅の木のことを「先輩」と呼びます。
先輩に時には叱られる時もあるようです。叱られるときは、頭に梅を落とされるそうです。
山森さんからの興味深い話を聞いたので、参加者からも様々な質問が出てきました
ご自宅からオンライン参加する方も、お店の店内モニターでONAIRしてくださる方も!
「食べ物には愛情を持って接して欲しい」
山森さんのその願いは、しっかり子どもたちに届いたでしょう。
当たり前のように食卓に並ぶようになった食材の一つ一つも生きとし生けるもの。
その大切な生命をいただいて、私たちが生かされていることに「ごちそうさま、ありがとう」の気持ちを忘れたくないものです。
山森さんの自然をリスペクトし、愛情を持って接する姿勢にとても勉強になりました!
山森さん、お忙しい中貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました!
参加者の皆さまにも心より感謝申し上げます。
次回は7月。日程が決まり次第アナウンスさせていただきます。お楽しみに!