お知らせ

自分の言葉で話せば伝わる!


2021/02/16

論語塾

みなさん、こんにちは!

2月11日は紀元節でした。紀元節は2681年前に日本の初代天皇である神武天皇が即位された日であり、ご皇室の祭祀の日でもあります。いわば日本という国の誕生日です。世界中で126代続くご皇室は日本だけであり、いつでも私たちの生活とともにあります。平和に暮らせていることに感謝をし、より良い社会になるよう意識を改めた、そんな一日でした。

 

さて、2/14(日)バレンタインデーの朝は論語塾の日でした。

今回も多くの方に参加して頂きました。ありがとうございました。

 

講師はいつもお馴染み坂元先生です。(坂元先生、ありがとうございました)

 

「君子は諸れを己れに求む。小人は諸れを人に求む」

今回も中学1年生講師に途中素読をしてもらいました。素読の掛け声はもう立派なものです。

 

中1講師「品位って何かわかりますか?わかる人ー?」

小5K君「わかりません!」

中1講師「じゃあ、次は大人の人にも聞いてみます。坂元先生!」

坂元先生「先生に返ってきちゃった笑」

 

私はこんなやりとりがされているのを聞きながら楽しんでました笑

「曾子曰く、吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか」

中1講師「人というのは、あの人となら友だちになっていけるな、あの人は悪そうな気がするわ〜、て感じで友だちを作ります。また人が期待しているのに裏切るようなことをしていなかっただろうかと反省します。友だちにあのアニメ知ってる?と聞かれて、知りもしないのに知ってるそんなん、俺もみてんねーんと言わなかっただろうかと反省するものです。」

 

自分の言葉で同世代の人たちに伝わるように話していたのが印象的でした。また聞いている子どもたちも楽しそうに集中していました。子どもにとっては同世代の人が話す方が、大人が語るよりもずっと記憶に残りやすいのかもしれません。

 

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず、淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」

最後に坂元先生が選んだ言葉は、鴨長明が書いた『方丈記』の冒頭の一節です。

流れていく川の流れは絶えることがなくて、それでいて、(その水は刻々移り)もとの水ではない。
流れの淀んでいるところに浮かぶ水の泡は、一方で消えたかと思うと、一方ではまたできて、いつまでもそのままの状態で存在していることはない。

そんなことを坂元先生に教えて頂きました。生まれてきている人と住まいもこれと同じですね。

無常感が書かれたこの一節は、本当の川のように、流れるような綺麗なリズムで素読することが出来ました。

今回も私自身がとても笑わせてもらった論語塾になりました。ありがとうございました。

 

論語塾は大人から子どもまでみんなが参加できる無料の塾になっています。

日曜の朝に、子どもと一緒に「品位ってなに?」「信頼を裏切るってなに?」など楽しく学びたい方、初めての方も気兼ねなくお問い合わせください。

次回の論語塾は4/11(日)10:30〜です。多くの方のご参加をお待ちしております!

それでは。

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