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どんな心構えで食事をしたら良いのだろう?


2021/02/15

食育

みなさん、こんにちは!松南志塾の浜村です。

家のすぐ近くに梅の木が一本ありまして、先週ふと見たら白い花が綺麗に咲いていました。

 

正月立ち春の来らばかくしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ

 

令和の由来にもなった万葉集の一首です。

昔の人は、この季節になったら皆で梅の花を見ながら、空を屋根にして地を座敷にしてお酒を嗜んでいたのでしょうか。

そんなことを考えていると、現代においても梅花を楽しむ感性を大事にしたいですね。

 

 

さて、先日は【松南志塾School こども食育イベント☆オンライン開催☆】 〜料理人さんの仕事をのぞいてみよう!!~を開催しました!ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

 

今回は大阪府泉大津市で和食料理店(千代菊)を営んでいらっしゃる松下さんに出演して頂きました。

松下さんは、日頃から子どもたちに向けて食育の活動にご尽力されています。

松下さんが語る「いただきます」「ごちそうさま」のお話は、私たちの食生活が多くの命と多くのお陰様を持って成り立っていることに、大人であっても気づかされます。松下さん、この度はご出演いただきありがとうございました。

 

 

今回の授業は、質問からスタートです。

 

松下さんに答えを聞く前に、まずは自分たちの答えを発表してもらいました。

 

①食べるときは何を考えてる?どんな気持ち?

・食べてもらった人に有難うと思いながら食べてる!

・幸せ、幸福、嬉しいなって気持ち。人は食べていかないと生きていけないから感謝することが大事だと思う。

・美味しいなとか、作ってくれたことに対して有難うとか。

 

②どういうことを考えて食べたい?どんな気持ちで食べたい?

・有難う

・感謝。家畜、作っている人、工場の人がいないと自分たちは食べることができない。

・作ってもらったことに感謝

 

③どういうことを考えてながら食べたくない?どんな気持ちでは食べたくない?

・あんまりない

・嫌な気持ち。怒っているときとか。人生で食べるときは限られているから

→嬉しい気持ちの方が美味しく食べられる

・食欲がないとき。気分が落ち込んでいるとき。

 

④美味しく食べるには、どんなことを考えながら食べたほうが良いだろう?どんな気持ちで食べた方が良いのだろう?

・作ってもらった食べ物に対して「美味しいな」と思って食べること

・感謝の気持ち

 

こちらが言いたかったことの全てだよ!と思ったほど、子どもたちの素直な答えに感激してしまいました。次に松下さんに、答えとして食べる側の心構えをお聞きしました。

 

①感謝の気持ちを持ちましょう!

子どもたちが言ってくれた通りです。食べ物を頂けることは当たり前ではありません。感謝の気持ちを大事にしましょう。

 

②自分が頂く価値があるか考えましょう!

自分が他人に対して良い行いをしたかどうかを考えましょうということです。

友達に対して良い行いをしましたか?それとも、悪戯な行いをしてしまいましたか?

 

③妬み・恨み・怒り等の気持ちを持って食事を頂かないようにしましょう!

人間は感情の生き物です。食べるときは常に気持ちいいという訳ではありません。

しかし、食べた後で「ああ、美味しかった!」と思えるほど幸せなことはないですよね。

 

④食事は薬であると心得て頂こう!

ただ腹を満たすだけの食事ではありません。栄養のバランスが重要です。

 

⑤食事を楽しみましょう!

お腹が満たされるだけでなく、楽しんで食べましょう!

 

 

最後に松下さんに和食の原点である精進料理の中で一番の基本「ほうれん草のおひたし」を料理して頂きました。精進料理には全ての工程に、食べる人のことを考えた工夫があり、作る側の心構えを聞くことができました。水も必要以上に使ってはいけない、また野菜に関しても無駄な部分は1つもない、ということを松下さんに教えて頂きました。

こちら(写真右側)が出来上がり。松下さんが作るほうれん草のおひたしは絶品です。

最後にはみんなで松南志塾ポーズ!

今年初の松南Schoolも大変楽しく開催することが出来ました。有り難うございました!

次回は3月に開催します。お楽しみに!

それでは。

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