第8回鎌倉オンライン勉強会(木鶏会)に参加しました!
2021/02/02
本学勉強
こんにちは、松南志塾の奈良です!!(現在鎌倉市在住です)
1月10日(日)に、第8回鎌倉オンライン勉強会(木鶏会)に参加しました。
今回のテーマは、「運命をひらく」。
第1部の木鶏会では、月刊誌「致知」を読み、自分自身が感じたことや今後の仕事にどのように生かしていくのか、事前に感想文にまとめてきたものをもとに、グループに分かれ、発表しました。
その後、相手の良いところを褒め合う、〝美点凝視〟を行いました。仕事も年齢も立場も関係なく、学び合う時間となりました。
第2部では、ゲストスピーカーをお招きしてご講演をいただいております。
今回は、鎌倉市長の松尾 崇市長に「運命をひらく~見えない聞こえないことを感じる~」をテーマにご講演いただきました。
松尾市長が、鎌倉市長として目指す、
・世界に誇れる持続可能なまち鎌倉
・共生
・共創
を中心に、お話をしていただきました!
鎌倉は、歴史が長く神社仏閣が多くありますが、今のような豊かな鎌倉を創り上げてこられたのは、1915年以降(100年ほど前から)、市民の方々が中心となったご活動があったからだそうです。
特に、松尾市長が市長に就任されてからは、市民活動4.0として、市民や民間企業の方々と共に、様々な活動を進められてきたそうで・・・
中でも、鎌倉市の共生社会の実現に向けた取り組みでは、〝誰もが楽しめるビーチに〟というテーマのもと、海水浴場に水陸両用車いすの貸し出しを行い、週末や祝日に水陸両用車いすに対応する介助員を2名配置し、障がいをもった方にも海を楽しんでもらう取り組みをしたそうです。
参加者の方は、初めて海に入ることができたと、涙を流して喜ばれていたというお話もありました。
また、最近では住民サービスの向上を目的として、デジタルを用いて新しい価値を生み出したり、仕組みを変えることを目的にしたりとした、『自治体DX』(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが始まっているそうです。
例えば・・・
LINEを活用した行政手続きの電子化として、情報発信の充実や行政サービスの効率化・各種手続きの電子化が既に開始されており、2028年には、市役所に行かなくて良い『市役所』をつくることを、掲げ取り組みが進行されているそうです。
こうして、時代と共に市役所も進化をされていますが、令和の時代となった今、松尾市長は
「共に汗をかく(共創)」として、価値の創造や課題はみんなで解決する、一人ひとりに役割があり、分離から統合へといった”共生社会の共創”が鍵となっていくのではないかとお話をされていました。
参加者からは、
・鎌倉市が歴史的に積み重ねてきた魅力について、また、それをさらにブラッシュアップしていっている現在の取り組みについて、よく理解することができました。他市町村のモデルとなると思います。
・鎌倉市がどのように発展してきたのか、特に市民活動の歴史については初めて知りました。市民の意識の高さ、行政任せにしない風土が伝統的にあることに感動しました。市の行政がどれほど多岐に渡るのかということも初めて意識しました。あらゆる場面について積極的に関わっていらっしゃる松尾市長は、すごいです! バックボーンとなっている考え方(東洋思想と西洋思想を両輪とし、互いによく知り、認め合い、高め合う共生社会を作る)には深く共感します。多くの応援、賛同者を得て、力を合わせて、共生社会の共創を実現していってほしいと思います。
・大学生の私でもわかりやすい政策、また市民の方たちとよりよいまちづくりをともに創っていることが聞いているだけでわかりました。とてもいい街であるなと感じました。コロナが収束すればまた行かせていただきたいと思いました。
などなど、様々なご感想や、中にはご質問もありました!
改めて、鎌倉の歴史を知ると共に、鎌倉市民でも初めて知ることも多く、大変充実した学びとなりました。
松尾市長、この度は誠にありがとうございました!