みかんはそのまま食べよう!
2020/08/30
食育
今日も暑かった!
大阪の最高気温は36度。
天然のサウナの中を歩いているような気分になりました。
みなさん、熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
さて、そんな炎天下の中食育イベントを開催いたしました!
今日をお邪魔したのは、和歌山県日高川町の藏光農園さん。
減農薬でみかんや梅などの栽培をされています。詳しくはこちらをご覧ください。
藏光農園さんでお世話しているみかんの木は約1,000本。
数を聞いただけでも、骨の折れる作業だと容易に想像できますが、実際は私たちの想像以上に自然と戦っているとのこと。
8月はまだみかんは緑色です。
藏光さんが実食してくれました!
皮は緑でも、中はしっかりとオレンジ色になっていました。ちょっとまだ酸っぱいようです。
藏光さんにみかん栽培の一年のサイクルを教えてもらいました。
1年のうち、1ヶ月が収穫時期で残り11ヶ月は果樹のお世話しています。
ある時は猿が出没して・・・
収穫の前日だったにも関わらず、みかんの木に実っているみかんたちをパクリ。
約400kgのみかんが一朝にして全滅したそうです。可愛い顔をしている猿も侮れないですね・・・
他にも苗木を鹿に食べられて、鹿の唾液に含まれる毒素で苗木が枯れてしまったり。
洪水で畑がやられたり。
カミキリ虫に食べられたり。。
まさに自然と戦う毎日。
また、昨今では地球温暖化の影響で雨が降る量が減ってしまったといいます。
夏は雨が降らない代わりに、人手によって水やりをするのですが、
約1,000本のみかんの木に水やりをするのは容易なことではありません。数日に渡って水やりをするようです。
美味しいみかんの背景には、
このような農家さんの苦労が隠れていたことが今回の食育イベントでよくわかりました。
藏光農園の藏光さんは言います。
「みかんをそのまま食べて欲しい」
みかんを使った加工食品はたくさんあります。
しかし、みかんを一度加熱してしまうとみかん本来の美味しさが変化してしまいます。
みかんはそのままでも十分甘くて美味しいですよね。
今日の一連の話を聞いて、そのまま美味しく食べることでみかん農家さんへのリスペクトに繋がればいいなと感じました。
毎年、美味しいみかんを作ってくださっていることに感謝です。ありがとうございます。
最後はみんなで記念写真ぱパシャり!
今月はこれにて終了です。来月はなんと「ものづくり」をテーマに、
大阪府堺市にある水野鍛錬所さんにお邪魔します。古来から伝わる刀鍛冶についてお伺いします。お楽しみに!
それでは。