大事なのは「尊敬」する気持ちなのかもしれない
2020/07/26
食育
みなさん、こんにちは!
今日は全国的に雨模様。今年は梅雨が長いですね。
さて、そんな中でも開催しました、7月こども食育イベント★
3回目となる、今回は滋賀県野洲市にある中道農園の本郷さんとオンラインで繋ぎました!
中道農園さんは、無農薬でお米作りをしています。
なんと甲子園約9個分の大きさの田んぼで、15品種(うち4種は無農薬のお米)のお米をつくっています。
まずはワークシートを使って、お米クイズに挑戦!
実は、縄文時代(約3,000年前)から日本人はお米作りをしてきたんですね。長い!
そんな日本人とは切っても切り離すことができないお米が作られる過程を探っていきます。
お米作りにはいろんな種類の機械が使われます。
トラクター、コンバイン、田植え機、育苗機、石取り機・・・などなど。
その1つ1つがどういう働きをして、どのくらいの頻度で動かしているのかを本郷さんに聞きました。
みんな、普段見ない大きな機械に興味津々。
次は、米作りの一年のサイクルを楽しい写真や動画とともに紹介しました。
本郷さんのおふざけショット、なかなかナイスでした笑
本郷さんの説明の中で、いかに稲の気持ちを理解し、
自然の細かい変化に気付きながら、お米を育てていくことが重要なのかを知ることできました。
おまけも紹介!
琵琶湖に近いことから、フナやコイ、カメやナマズなどの生物が、
産卵のために、田んぼに遊びに来るようです。
本郷さんは、畑仕事をしながら、いろんな虫や生物に出会えるのも楽しみと言ってましたね!
「五感で感じること」
自然を相手に仕事をしている以上、五感を研ぎ澄ませることが大切と本郷さんは仰っていました。
普段パソコン業務をしている私にとっては、感じることができない、羨ましい経験だと感じました。
日頃見かけることができない光景に、参加者からの質問もたくさん。
おかげで、イベント自体はとても盛り上がりました!
最後には、参加者から一人一人感想を共有してもらいました。
そこで印象的だったのは、「尊敬したい」という言葉を彼らの感想から聞けたこと。
米作りは、他の農作物に比べても、はるかに大変だと感じた。米農家さんは、
体も張るし、30kgの重い肥料を積んで、毎日のように働いていることを知った。
その姿を知って、尊敬したいと思った。また、本郷さん自身の自然に対する想いを聞いて、尊敬の気持ちが湧いた。
これからは、普段食べるお米をもっと大切な存在にしようと思った。
このイベントをはじめて3回目。
食への感謝の気持ちを感じてもらうために始めたイベント。
でも、普段から何気なく食べている食べ物に対して、毎回感謝するのは大人ですら難しい、
と感じていました。そんな矢先に、参加者の方から聞こえてきた「尊敬したい」という言葉。
自分たちは知らないところで、
いつも重たいモノを持って、美味しい野菜やお米を作ってくれる生産者の姿。
その作ったものを食べさせてもらっている私たちが、
持つべきは生産者に対する「尊敬する」気持ちなのかもしれないと気づかされました。
「自分がタネを撒いて、収穫して、みんなに
お米一粒一粒大切に食べてもらえることが自分たちの幸せに繋がる」
と本郷さんは言っていました。
尊敬の気持ちを忘れずに、一粒一粒大切にして食べていきましょうね。
次回は、8/30(日)10:00〜11:30です。
和歌山県日高川町で梅やみかんの栽培をされている、藏光農園さんとお繋ぎします!
詳細はこちらまで。お楽しみに!
これからだんだん暑さの厳しい毎日が続きます。
お体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
番外編↓現場も頑張って撮影してました笑
本郷さん、中道農園さん、準備から当日までご協力ありがとうございました!