泉大津こども商店学校プロジェクト「夢新聞」
2019/02/14
まちづくり
こんにちは!
松南志塾15期生の中田貴也です。
今回は、先日2月11日に桃山学院大学さんに会場をお借りし行った、夢新聞ワークショップについて書かせていただきます。
今回行った夢新聞ワークショップは昨年の2018年1月から始まった泉大津こども商店学校プロジェクト(以下こども商店プロジェクト)での2019年の第一弾のイベントとなりました。
そもそも夢新聞とは何であるのかというと、自分の夢が実現した未来に出される新聞を自分の手で作るワークショップのことで、未来のイメージを絵で表現し、文章をすべて完了形で書きます。現在では、日本各地の教育現場や企業研修で活用されています。
より詳しく知りたい方は下記の動画をご覧ください!
夢を叶えるための最短の法則/Akira Yanagisawa/TED✕Matsumoto
今回のイベントはこの夢新聞とこども商店プロジェクトがコラボした企画で、去年までこども商店に参加してくれていた子どもたちや、その親御さんたちを中心に、多くの方が参加してくださりました。
ワークショップの流れとして、始めに参加している大人も子どもも交じっての自己紹介タイムがありました。
それは、自分の好きなモノをたくさん書いたカードを持ち、制限時間内により多くの方と自分の好きなモノを紹介し合うという内容でした。
このワークによって会場全体が気持ちをオープンにしやすい空気に包まれました。
そこから各自配られた夢新聞に自分の夢が実現した記事を書くワークに入っていくのですが、ここでは「制限時間」と、「みんなで制限時間以内に新聞を書き終える」という目標が与えられました。
そこでは夢中で自分の夢を描く大人や、自分の夢をすぐに書き終え、目標達成のため大人が夢を描くのを手伝う子どもなど普段とは少し違う光景がありました。
その後の夢新聞の発表の時間では、自分の描いた夢を少し照れながら発表したり、堂々と発表する方、発表に慣れておらず上手くできないながらも周りのお兄ちゃん、お姉ちゃんや大人たちに助けてもらいながら一生懸命発表をする子、なかなか自分で発表をする一歩が踏み出せない子など様々な様子がみられました。
このワークショップを通じて、子どもや大人たちが笑顔の中、自分たちの夢を共に作っていき、その発表を暖かくも真剣に聞いている様子がとても印象的でした。
これまで僕は夢を家族や周りの人とこれほどまでに暖かい空気の中、世代を超えて共に考え発表し認め合うようなことはあまりしたことがありませんでした。
今回それを経験して、お互いの夢を真剣に考え共に作る中で、
「自分はこの人のために何ができるんだろう」
「自分が協力したこの人の夢はすごく素敵だな」
「みんなも自信を持って夢を語る中で、少し怖いけど自分もがんばって発表しよう」
という気持ちが生まれてきました。
そしてこの気持ちは、みんながお互いの夢を描くのを応援し合う場であったからこそ生まれた気持ちであり、
このような、そこにいるみんなが協力し合い輝くことのできる場とは、ひとりの力で作れるモノではなく、みんなで作ることができるモノであるということに気づきました。
今回のイベントで学んだことから今後のこども商店プロジェクトのイベントでも今回のような素敵な場作りをしていきたいと思いました。
次回の子ども商店のイベントは4月6日にMG体験会を行います!
会場は今回に引き続き、桃山学院大学さんにお借りします。
4月6日のMG体験会では、すでに桃山学院大学さんからも10名ほど大学生の方が参加する予定になっており、またこれまでとは違った場になりそうで今からすごく楽しみです!