淡路島へ農業インターンに行ってきました!!
2017/09/05
インターン
みなさん、こんにちは!
今回は淡路島の自然栽培農家、ビオアグリさんの所で
8/31~9/2までの3日間農業研修に参加させて頂きました!
これは私達が三日間お世話になった場所からの眺めです♪本当に贅沢な眺めでした、、、
参加したのは松南志塾メンバーと、大阪府議会議員の池下卓さんの秘書さんとインターンをしている学生さんの合計7名。
これには池下さんと秘書の市來さんが松南志塾の活動に共感して下さっており、自分の所のインターン生も勉強させて欲しいとのことで
松南志塾と一緒に学びたいと言って下さり合同での参加が実現しました。
今回大変お世話になったビオアグリさん。
ビオアグリさんは、“人を良くする「食」の実現”を理念にかかげる、無肥料、無農薬で自然の力だけで野菜本来の育ち方を実現する自然栽培農家グループです。
ビオアグリ農家グループを運営している責任者の柏木さんは、”もっと良いものを当たり前に手に入る世界”を実現したいと志し、会社を立ち上げられました。
もっと良いものは今当たり前に手に入っていないってこと?? そうなんです。
私達が普段食べている、スーパーに売っている野菜のほとんどが肥料、農薬を使用して栽培する慣行栽培と言われるものです。
それに比べ、現在日本での自然栽培(無肥料、無農薬)野菜の流通量は0.03%以下らしく、本当に出会えるのも希少です。
なぜこんなに野菜本来の味が楽しめ、さらに栄養がある自然栽培の野菜の流通量が少ないのか?
それは、慣行栽培に比べ自然栽培はより手を掛けなければならない上に、採れる量が少なく、その分売上が低くなってしまう ためです。
農家の現状として、収入が低い。だから農業を仕事にする若者が減り高齢化が進む。そして農業人口が減少する。という負のサイクルがあります。
収入が低くなる原因には農業の流通の仕組み(生産者と消費者の間の仲介会社が多く、結局生産者の手取りが少なくなる)が関係しており、
このような日本の農業を取り巻く現状を変えたい、もっと良い仕組みを作れないのか? と考え、「持続可能な農家を実現するために」あえて普通の慣行栽培ではなく自然栽培を作り、
それまでの儲からない仕組みを変えるために、ビオアグリさんでは
①自社での生産
②野菜の流通量を増やす
③仲介会社を通さずに直接消費者、レストランへ届ける
ことに力をかけた新しい仕組みを実現されているのです。
実はビオアグリさんは、松南志塾や地域が運営する「さくらまつり」や「ワイワイフェスタ」のイベントにも、毎年野菜を出店しに泉大津まで来て下さっていて、以前から繋がりがあります。ぜひみなさんも、自然栽培の野菜本来のおいしさ、姿を堪能しに来てください!
さて、私達は今回、
毎日農家として仕事をされている方々の想いに触れ、実際に農業体験をすることで
①仕事 とは?
②目的、目標意識を持つこと とは?
を学ばせて頂くために農業インターンに参加しました。
松南志塾でも常々言われていることばかりですが、なぜこれらを学ぶ必要があるのか?
なぜ大切なのか? を知ることが出来ました。
この3日間のために1カ月前も前からスケジュールを考えてくださった柏木さん、ビオアグリメンバーである三田さんのおかげで私達はより深い学びを得ることが出来ました。
①仕事 とは?
私達は2日、3日目に実際に農作業「畝立て、種まき」を体験しました。
1回目の農作業が終わったときに柏木さんからの「最後みんな集中力が切れていて、時間を無駄にしない、という気持ちがなかった」
というご指摘を頂きました。そこから私達は「仕事」という意識をそこまで持てていなかったことに気づきました。
私達はこれから実際に”働く”ことによってそれに対する報酬を頂き生きていくことになります。「今この時間、私はどのような価値を会社に、社会に生み出しているのだろうか?」
と考えるからより「時間」に対して意識を持てるし、出す成果も変わってくる。
仕事を通じて自分は、「誰に対してどのような価値を生み出したいのか?」を考えることが必要だと学びました。
それを考えることで、”なぜ自分は働くのか”の答えを見つけることが出来ると気が付きました。
②目的、目標意識を持つこと とは?
実際に農作業を開始するとき、私達は事前にどのように畝を立てるのか?どんな畝にするのか?など、ゴールイメージが定まっていませんでした。
なのに道具を持ち作業を始めてしまっていました。するとゴールが定まっていないから、チームがバラバラの動きになり、何をどうすればいいのか分からない。
私達はここから、”ゴールを具体的にイメージすること”の大切さに気が付きました。イメージできていないと遠回りをしている可能性もあるし、そこにたどり着くのが倍以上かかるかもしれない。
だから目標を決めて、その目標を達成するためには何が必要か?どう動くか?を考る。
振り返った後、午後からの農作業では、仕事のスピードが「4倍速」になりました。
ここからも、ゴールを意識する必要性が形になって表れたことで達成感にもつながることを体感出来ました。
これは農作業においても何においても、目の前の作業に対してゴールを決め、そのための手段を考える。ことが必要であると学びました。
↓チームでの目標↓
また、3日間、毎日柏木さんが1時間みっちりとパワーポイントを使ってお話をしてくださりました。
その中で一番印象に残ったのは、「ワクワクしていますか?」「何に命を燃やしていますか?」というお話です。
「ワクワクって??ワクワクするためには??」ということを考えました。
また、今この時この時間も、自分をワクワクさせるために燃やす命の火が燃えているのだと。
命は限りある時間であり、だからこそ、この命を何に燃やすのか?何に燃やしたい、と自分で考えるのか。
そのために自分の「ワクワクすること」を考える。でも、なぜか皆すぐには見つからない、、、。
それはなぜなのか?
生まれてから今まで私達はたくさんの情報にさらされて生きてきました。このたくさんの負の情報よって本当に「自分のしたいこと」が隠れてしまい、
それを一枚一枚はがすことから始めないと「自分の気持ち」に気づくことはできない。その気持ちに向き合うためには、「自分と向き合う」ことが必要だと学びました。
何でだか分からないけれど、やってみてもないのに「無理だ」「できない」と勝手に決めつけてしまう。私もあります。
でも、“自分の理想が叶うのならば”どうなっていたいか?どういう状態が幸せなのか?
自分のしたい事が相手の幸せにつながることって、どんなことだろう?
という事を、もう一度自分と向き合って変なしがらみを取っ払って考えたい!!!
と思いました。
正直ブログでは書ききれないほど多くの事を学ばせて頂いた3日間。
なぜ
①仕事について
②目的、目標意識を持つ
ことを考える必要性があるのか?
私達はまだ会社で働いていないし、社会を知らないかもしれません。
でも、早いうちから「自分がワクワクして仕事をするために」人生のゴールをイメージしてそのためにどんな会社に入るか、どんなことを普段からするのか。
を考えること。それが定まったときには、ゴールまで迷うことはない、と研修では学ぶことが出来ました。
本当に3日間、貴重な体験をさせて頂き、ビオアグリさんに感謝いたします。
この恩恵は「学んだ事を行動に移す」で必ずお返しします。ありがとうございました!