お知らせ

「綜學とはなにか?」第1回 松南志塾_綜學勉強会を開催しました!!


2021/05/01

本学勉強

こんにちは、松南志塾の豊嶋です!

 

この度、松南志塾のOB・OGである豊嶋(インターン7期)と松葉(インターン11期)で、「綜學勉強会」を学生や20代の方向けに、月に1回のペースで開催することになりました。

 

この勉強会の開催の背景・目的として、現在私と松葉が綜學院(東京・京都)で月に1回林英臣先生のもとで、松南志塾の原点でもある「綜學」を自主的に学んでいるのですが、そこでの学びや、自分たちが得た気づき等を、学生や20代の若い世代の方々に対して自分のことばでお伝えし、一緒に未来や社会を良くするために切磋琢磨し合いたい!!という思いからです。

 

そして先日、4月29日(木)に記念すべき第1回目を開催しました。

 

 

第1回目は公務で大変ご多用の中、林英臣政経塾の松尾鎌倉市長にもご参加いただきました!(松尾市長大変お忙しい中、ほんとうにありがとうございました!)

 

社会人5名、大学生2名など、我々を含めて、なんと総勢10名(!!)で開催することができました。

 

未熟な我々の勉強会に、初回から沢山の方にご参加いただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ご参加いただきました皆さん本当にありがとうございました!

 

大学生や20代の参加者の皆さんが参加しようと思ったきっかけとして、以下のような感じでした。

 

・自分がこれからどう生きたいのか考えたかったから。

 

・自分がなにをしていくのか見つけたかったから。

 

やはり、いまの教育では末学(事務学)が中心で、自分が生きていく上でのバックボーンを固めるような本学(人間学)が全くないのが現状だと痛感しています。

 

自分も松南志塾や、南出市長、また綜學に出会うまでは、自分が何をして生きるのか、自分の志は何か?についてほとんど考えたことはありませんでしたし、また自分の人間力を高めることについてもあまり考えて来ませんでした。

 

しかし、本学を通じて、自分のバックボーン(家でいうところの土台。もしくは木でいうところの土壌)を養わない中で、末学中心に生きてしまうと、『根無し草』のように何がしたいのかわからないまま日々生きることになってしまうかと思います。

 

少しでも若い内に、綜學を通じて自分の土台を作ることは大事だと改めて感じる次第です。(自分もまだまだですので、綜學師範代を目指して、学び続けます)

 

1回目の内容ですが、松南志塾のことや、林英臣先生のこと、綜學のことについて詳細にはご存じない方が大半でしたので、松南志塾とはなにか?林先生はどのような方か?という内容から、まずお話させて頂きました。

 

その後に、一回目のテーマである、「綜學とはなにか?」ということで、綜學の概要や、またそれに関連した自分の考えを以下のようにお話をさせていただきました。

 

・学問には本学と末学の2つある。両方大事ではあるが、本学を修めた上で末学を修めないといけない。

 

・綜學は綜合学問であり、知(文明法則史学)・情(国学、神道)、意(武士道、東洋思想)で構成される。世界を知り、日本を知り、自分を知るための学問である。幕末維新の志士たちも、知情意の学問をバランスよく修めていたために、世界を知り、日本を知り、自分を知る(志を固める)ことができ、社会を変えることができた。

 

・今は東洋文明と西洋文明が800年周期で入れ替わる文明後退期の激動期であり、日本を含む世界中が大混乱に陥る。交代期には、民族移動・虐殺などが歴史上おきている。安定した時代は今までのような生き方でも良かったかもしれないが、今はそうではない。自分たちの未来により良い社会を残していくためにも、自分が理想とする社会(ビジョン)に向けて、志(ミッション)を固める必要がある。

 

 

 

・今は西洋文明の時代であるが、明治以降、歪みが少しづつ見えてきた。(欧米中心主義、欲望民主主義、膨脹主義)これらによって、『今だけ』『金だけ』『自分だけ』という状態である。地球も人類も、もうもたない。これからは、『共生文明の創造』、『高徳国家の建設』『公益経済の確立』を目指していかないといけない。これはSDGsの価値観と近いと思う。

 

 

・個人的な意見として、綜學を学ぶ目的は、①自己確立・自己研鑽し、②社会全体の発展につながる活動を通じて、③結果として、自分にしか歩めない本当に幸せな人生を得るため。にあると思う。

 

・マズローの5段階欲求には、実は6段階目がある。自己超越欲求と呼ばれていて、『喜ばれる喜び』である。つまり、自分の長所を生かして、周りや、未来に対して活動をして感謝をされる人生が、結果として1番自分にとって幸せになると思う。

 

・なんと、同じようなことが2,000年以上前から言われてきている。(四書五経の『大学』)明徳・親民・至善があり、明徳(自分の長所や人間性)を磨き、親民(社会で活躍できる能力)を高めることで、至善(自分が理想とする社会や、自分の理想とする人生)となる。至善に向かうことに、自分の志を立てていく。

 

参加者のみなさんから、沢山の気づき・新しい視点があったとの声を多数いただき、無事に終えることができました(^^)/

 

次回は5月22日(土)10時~11時で開催しますので、学生(高校生・大学生)や、20代の方はご自由にご参加下さい。また、周りの方で興味関心がありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけ頂けますと幸いです。

 

我々もまだまだ勉強の途中で未熟者ですので、引き続き真摯に綜學を学び、自分の人間力を磨きながら、少しでも自分の言葉で人に伝えられるように精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

以上です。(^^♪

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