お知らせ

「つくる」人を増やす!!!第7回鎌倉オンライン勉強会(木鶏会)に参加しました!


2020/12/15

本学勉強

こんにちは、松南志塾の豊嶋です!(^^)/

 

12月13日(日)に第7回目の開催となりました「鎌倉オンライン勉強会(木鶏会)」に参加しました。

 

合計2時間の2部構成となっております。

 

一部は、木鶏会(もっけいかい)です。

 

古今東西、各界一流の方々の生きた体験談が綴られた人間力を高める月刊誌『致知』を読んでの感想文を発表し、美点凝視・素心の2点を意識してフィードバックを行う人間学の勉強会です。(致知出版➾https://www.chichi.co.jp/

 

自分は致知の12月号の中にあります、「苦難の果てに掴んだ人生の心術」という記事を読んでの感想文を発表しました。

 

以下拙い文章でお恥ずかしいですが、自分の感想文を共有します。

 

作家の宮本輝(てる)さんと、料亭を経営される桑村綾さんの対談を読んで学んだ点、心に響いた点が4つ御座います。

 

1つ目は、桑村さんの心配りです。料亭に来たお客様に同じ料理を食べて頂かないようにするために、食べた料理、食べたお菓子などを、パソコンがない時代から全て管理していたようです。その心配りに感銘を受けました。

 

目の前の相手に、どれだけ一心となって、目配り、気配り、心配りができるのか、は生きていく上で大切だと思いますが、中々ここまでできる人はいないと感じました。自分も目の前の相手を出来る限り思いやった行動をしたいと思いました。

 

2つ目は、作家の宮本さんのやり切る力です。連載小説の「流転(るてん)の海」を、37年間書き続けたとのことですが、中々ここまで続けることは至難の業だと感じます。行き詰った時には手を止めずに、少しでもいいから文章を書くと仰っており、自分も何か人生で行き詰ったとしても、立ち止まらずに、どんな些細なことでもいいから諦めずに続けようと感じました。凡事徹底の先に、立志大成があるのだろうなと感じました。

 

3つ目は、人生全てに意味があるということです。宮本氏は、家庭環境に恵まれずに結果としてパニック障害になり、その後、たまたま入った本屋で目にした小説をきっかけに小説家になることを志し、その後友人の紹介を通じて出会った池上氏とのご縁から、太宰治賞や芥川賞の受賞に繋がっていきました。

 

一見、すべて偶然の出来事のようで、実は全ての出来事が点と点で結びついて、線になった、つまり人生良いこと、悪いこと何が起きても意味があって繋がっているのだろうなと感じました。

 

ただし、大事なポイントとしては、どのような出来事が起きたとしても、ポジティブにとらえる事、自分の人生とって意味があると主体的にとらえる事で、初めて点と点が繋がって人生が好転するのだろうなと感じました。

 

4つ目は、ピンチはチャンスということです。このような言葉は今まで何度も聞いていますが、改めてそうなんだろうと感じました。作家の宮本氏は、母親の自殺未遂や、父親の借金等から、不安神経症やパニック障害になりました。それで電車にも乗れずに、サラリーマンができなくなってしまいました。

 

でも、このような困難があったからこそ、今の作家としての成功に繋がっておられますし、また困難に遭遇し、それを乗り越えてきたからこその、人間としての器の大きさも感じました。困難が人物を作り、また困難を乗り越えた先に成功があると信じて、自分も辛いことから逃げずに、積極的に困難に向かっていきたいなと感じました。

 

この内容を受けて、グループの他の参加者3名から美点凝視(発表内容や、その人自身等、良かった点のみに着目する)で様々なフィードバックを頂きました。

 

自分は他のみなさんから、

 

・ 纏め方、伝え方が上手。

・ 相手に分かりやすいように、と相手のことを考えている。丁寧。

・ 学びを自分の人生に活かそうと思う力がある。ポジティブシンキング。

 

というような大変身に余る(汗)フィードバックを頂きました。

 

このような相手の長所に目を向けて、フィードバックする美点凝視は、各人の自己肯定感の高まりに繋がるのだろうなと実感します。(ただし、その長所に慢心せずに謙虚に自己成長に励まなければいけません)

 

前回も書きましたが、日本の教育は欠点を見て直すことが中心ですが、長所を見て伸ばす教育が大切だなと実感します。

 

人1人それぞれ必ず個性があり、それを認識し、活かすことで、自分が生まれてきた使命感に繋がると思います。

 

ですので、個性を見つけ、それを育み、社会で活かしていくことこそが、争いが絶えず、また正解がない混沌とする今の時代に必要なのだろうなと実感します。

 

また、松南志塾の原点である「綜學」を提唱された、松下政経塾1期生の林英臣先生からは、

 

「人間は☆のような存在である。☆の、かどが、個性を示している。今はその「かど」を削ろうという教育が盛んであり、かどを取ってしまうと、☆が小さな〇になってしまう。小さな〇は、何か起きればすぐに転がってしまう、そんな弱い人間になる。でも、かどを大切にし、かどの間を埋めるような教育を行えば、☆がより大きな〇、つまり円満になる。大きな〇になれば、人生何が起きても、ちょっとやそっとでは転がらない、たくましい人間になれる」

 

というお言葉を以前頂きました。自分の拙い手書き(汗)ですが、こんなイメージです。

 

やはり、人の個性、長所を磨き活かしていくことで、人の人生は実り多きものとなり、また個性が活かされることで、社会もより良くなるのだろうな、と感じる次第です。

 

 

次に2部は、面白(おもしろ)法人カヤックを経営されております、柳澤大輔(やなさわだいすけ)さんのお話を伺いました。

https://www.kayac.com/

 

面白法人カヤックは、柳澤さんが大学時代の仲間3名で立ち上げた会社で、本社は鎌倉市にあります。

社名の「面白」法人という名前に込められた思いとしては、

 

① 自分が面白がる

② 周囲から面白いと言われる

③ 誰かの人生を面白くしていく

 

ということだそうです。まずは、自分が人生を楽しみ、そして他人の人生も楽しいものとしていくという考えには大変共感しました。

 

では、まず、「自分が面白がる」ということを達成するためにはどうするのか。それは、「つくる」ということだそうです。つまり、自分が物事に積極的に関わり、自分ごとに捉えて、何かをつくっていくことができれば、楽しく、面白くなるのだそうです。

 

たしかに、家族でも仕事でも地域のイベントでも、誰かに言われたことをやっているだけでは、面白くないですが、自分が属するコミュニティ(家族、学校、会社、地域、日本)を我がごとに捉えて、自分が積極的に関与し、作っていくこと、何か新しいことをしてみること、そうすれば、人生は面白くなるだろうし、コミュニティのことも好きになるだろうし、またコミュニティがより良くなるのだろうなと感じます。

 

このような「つくる」ことができる人が増えていけば、人は生き生きとできるし、社会が良くなると考えて、「つくる人を増やす」という経営理念にされているそうです。

 

でも、「つくる」といっても、どうしたらよいか分かりませんよね。そこで、カヤックが大切にしていることが「ブレインストーミング」略してブレストだそうです。

 

ブレストして、アイディアを自由に活発に話せるようになれば、面白いアイディアが生まれ、そこからみんなで「つくる」ことができるようになるのだそうです。

 

また、ブレストには人と仲良くなる効果もあるようで、そこで仲良くなった人同士によって、そのコミュニティの組織文化が生まれるようです。オンラインが多い時代ですが、積極的にブレストを通じて交流を図ることをしないと、組織文化が醸成されないという、危機感も覚えました。

このブレストのコツとしては、大きく2つあり、

 

・ たくさん数をだすこと

・ 誰かのアイディアを否定しないこと

 

だそうです。

 

ここまでを個人的にまとめてみると、自由にブレストする➾面白いアイディアが生まれる。➾「つくる」動きができる➾実際につくってみる➾楽しい➾所属するコミュニティが良くなる

という循環が生まれるのだろうなと感じました。非常に参考になりました。

 

また、カヤックは2020年7月に「地域資本主義事業部」を立ち上げて、鎌倉市の街づくりを行っているそうです。

 

地域には、「経済資本」、「社会資本」、「環境資本」の3つあり、それが各地域の「個性」であり、それを見つけ、育み活かしていくことで、地域が発展すると考えているとのことでした。

 

人間にも、個性があるように、会社や、また地域にも個性があり、それを見つけ、どう育むかが大事だと感じました。少し本質を理解できた気がします。(笑)

 

今回も大変勉強になることが沢山です。カヤックさん楽しそう、面白そう!!ぜひ働いてみたいです。(笑)

 

引き続き「鎌倉オンライン勉強会(木鶏会)」に参加して人間力や、その他多様な学びを深めていき、自分の人生や、松南志塾に活かしていきたいと思います。(^^)

 

鎌倉オンライン勉強会にご興味ある方は下記までご連絡ください。
kamakura.benkyokai@gmail.com(事務局宛)

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