お知らせ

2期目を終えた今、思うこと。


2018/06/21

スタッフブログ

こんにちは。副代表理事の岩田です。
久しぶりにこの松南志塾のブログを書いています。

 

Facebookがお知らせしてくれる「過去のこの日」。
今日は2年前の6月21日の投稿が上がってきました。

 

松南志塾は今から2年前、2016年5月20日に法人としての設立登記をし、
その1ヶ月後にあたる2016年6月20日に初めての総会を開きました。

(その時の私の想いを綴ったブログはこちら→ https://goo.gl/qFwUgz )

 

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(第1回の総会の様子)

 

代表の南出(現・泉大津市長)は当時、自身のFacebookにこのように書いていました。
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一般社団法人松南志塾の第1回目の総会を開催しました。
南出賢一個人ではなく、法人としてチームでより社会的に人財育成活動、まちづくり活動を推進します。
(中略)
尚、松南志塾は非営利型の法人にしました。
利益分配しない、解散時には泉大津市に残余財産を寄贈することになります。
さらに毎年、法人市民税を納めることになります。
厳しい財政の行政があれもこれもやるのではなく、民の力で地域課題を解決していくことが必要な時代になっています。
議員の南出がなぜここまでやるのか?
まちの継続発展に必須な取り組みだと確信しているからです。
また、議会で意見、提言をし、制度や仕組みの実現までにも時が過ぎてしまいます。お金もかかります。
だからこそ、2倍以上動く覚悟で、議会活動は当然のこと、泉大津に必要な活動は自ら行動で実践するのです。これがぼくの命の使い方。
人の成長がまちの成長につながるモデルを泉大津で進化させ、これまで培ってきた全国ネットワークを通じて日本全国に波及させるための挑戦を続けます。
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(原文はこちら→ https://goo.gl/TBLEqB )

 

あの日から2年。この間に幾度と無く、話し合いを重ねてきました。
法人としての新しいスタートを切ったものの、個の力も、集合としての力も、どんどん弱まっていく。
どうすればこの危機を乗り越えられるか。

 

まず、個の力を改めて確立しようと、
歴代OBOGが関東・関西組に分かれて仕事や学業の合間を縫って議論し、
「松南志塾生のあるべき姿」を明文化してくれました。
14期インターン(2017年夏実施)は、これを携えてスタートしました。

 

<松南志塾生のあるべき姿>
①行動こそ本音
②目の前のことに本気になる
③仲間の成長が自分の成長
④継続は力なり
⑤感謝の心を忘れない
⑥凡事徹底
⑦事実よりも捉え方
⑧目配り、気配り、心配り
⑨周囲を巻き込む
⑩一燈照隅 萬燈照国

 

実際に活動してきたメンバーだからこそ、何を目指して活動するのかが体に染みついている。
先日行われた15期インターンの立志式で、現役生の卒業認定について話し合う様子を見ていても、
OBOGがちゃんと共通認識として同じ基準を持っている姿がとても印象的でした。
これは一朝一夕に出来ることではなく、積み重ねてきた時間の賜物だと思います。

 

この10の基準を満たすことは並大抵のことではありません。厳しいと感じる人も多いと思います。
ただ、これを話し合っているときにOBOGの口から出てきたのは
「松南志塾で切磋琢磨することは同志を創るプロセスだと思っているんで」という言葉でした。

 

私はそれを聞いたとき、彼ら彼女らの覚悟を垣間見た気がしました。
厳しい道場で一緒に鍛錬した仲間がいるからこそ、
外に出て本当に厳しい状況に陥ったときに奮起できるし、助け合うこともできる。
甘やかすことは誰のためにもならない。
若い子たちがそこまで思ってやっているのなら、何とかこの場所が続くように頑張らないと!と、
私自身が何度も励まされました。

 

そうは言っても、現場で学生を指導できる側の人手が圧倒的に少なく、
15期インターン(2018年春実施)4名のうち卒業できたものは1名にとどまり、
組織力の弱さを改めて痛感する結果となりました。

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15期生がどうすれば成長できるかということに心を砕きながら、
一方で松南志塾が中長期的にどうあるべきなのかを話し合いながら迎えた15期生の卒業立志式。

 

偶然か必然か、南出市長の同志の方々(林英臣政経塾の皆さま)もお越しくださいました。
そのおかげで、これから新たな体制を作り直すチャンスをいただきました。

 

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(↑テーブル中央に置いてあるPCに浜村くんが映っています)

 

これから社会を背負って立つ子どもや若者たちが、
何を手にすれば、彼ら彼女らが力強く幸せに生きていくことができるか。

これは、私自身の子育てにおいても、松南志塾の人財育成活動においても、
いつも自分に問いかけることです。

この問いに絶対的な正解はありませんが、
皆さんと一緒に手を携えて少しずつでも前に進んでいきたいと思います。

 

<こどもたちへ>

世界は信頼できるということ。
世界は美しいということ。
世界は真実であるということ。

 

<若者へ>

理想と現実のギャップに葛藤すること。
自分に大いなる問いかけをすること。

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